歴史とGDPの相関性について

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国の栄枯盛衰は歴史が物語っていますが経済と相関させるともっと面白く学べます。

 

英国のエコノミストが発表した資料で1世紀からの主要国のGDPシェアをグラフにしたものです。

Share of world GDP throughout history by Dave Drabble - Infogram

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18世紀、19世紀まではインドと中国が突出しており19世紀から欧州、米国へ変遷しています。

この時期に何が起こったかというと、英国による東インド会社設立による植民地経営、産業革命、アヘン戦争です。

 

そもそもどうしてインドと中国が18世紀まで非常に高いGDPを得ていたのかというとお茶と絹、香辛料のおかげです。高く輸出出来る産物があれば国は栄えます。しかもインドは中国と欧州を結ぶ中間地点にあり、綿織物も有名でした。

 

お茶とか絹に使う蚕は遠い中国にしかありませんが、綿花さえ手に入れば綿織物はなんとか生産出来ます。18世紀後半に英国での産業革命によって綿織物生産の機械化が始まるとインドから綿織物を輸入せずに綿花を輸入して綿織物を輸出するようになりました。

そうするとどうでしょう、綿花より綿織物の方が高く売れ、かつ機械化による大量生産によってインドで生産するより安価になります。

そうするとインドは綿織物を輸入せざるを得ません。こうして18世紀後半からガクッとGDPが減ったわけです。面白いですね。

 

次は中国ですが英国の植民地になったインドは換金性の高い作物を作らされるようになります。そのひとつにアヘンがありました。アヘンの密輸によって中国は侵されました。アヘンの全面禁輸を行い抵抗しましたが最後は英国とアヘン戦争となって敗北し、その他の列強に土地を割譲していきました。

 

このグラフから米国の台頭や欧州の衰退など様々な歴史とGDPとが相関しています。

記事にしだすときりがないので今回は転換期だけにしました。

 

インド、中国は元々GDPシェアが30%程度あったので現在の両国が急成長しているというよりは元のGDPに戻ってきていると考えたほうが良いのかもしれません。